2009.08.29 表銀座

研究室の人々を連れて軽~く縦走のつもりだったが,やはり槍はそんな生やさしい山ではなかった。さらに諸事情により共同装備をほぼ私が持つことになり20kgくらいの荷物を3日間背負い続けたのでかなりこたえた。

天気は良くはなかったが,行動中激しい雨に降られることもなく,景色もそこそこ見ることができた。東鎌尾根を歩いているときに北鎌尾根に雲がかかっていたのは残念だったが,槍の肩に泊まった夜は星空も眺められて長時間露光での撮影を楽しんだ。

8/29
0630 中房温泉
0940 合戦小屋
1100 燕山荘
1140 燕岳山頂
1540 大天荘
夕飯: 鰻丼,麻婆茄子

8/30
0630 大天荘
0930 ヒュッテ西岳
1320 槍の肩
夕飯: ハンバーグ,野菜スープ

8/31
0650 槍の肩
0850 槍平小屋
1230 新穂高温泉

燕岳は砂地でコマクサが群生していた。麓の波田町がスイカの産地なのも肯ける。ちなみに合戦小屋では1/8カットのスイカが800円で買える。あの場所であの甘さならかなりコストパフォーマンスは高いと思われる。

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砂地から岩が生えている燕岳山頂

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大天井岳への従走路から硫黄尾根。左に天井沢も見える。

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従走路から大天井岳。最後の登りが辛かった。

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大天荘テン場から槍・穂高

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大天井岳山頂から北鎌尾根

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東鎌尾根にはトリカブトが多く見られた

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3羽の雷鳥を一度に見たのは初めてかも

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チシマギキョウの群生@槍の肩

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槍の穂先

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30秒露光

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大喰岳に月

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30分露光

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あまりに星空が綺麗だったので穂先へナイトクライミングしてみた。
南側。穂高方面

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北鎌尾根

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頂上でビバークも辞さないつもりだったが,みるみるうちに空が曇ってきたので恐ろしくなってテントに逃げ戻った。下山中に月の暈が見えた。

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翌日。台風の影響か朝から雨だったが下るに連れて天気は回復。笠ヶ岳を西に眺めながら下山。

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2009.08.16-17 ジャンダルム

ichiro

天気の良い日を狙って奥穂~西穂の従走路に挑戦した。最小限の日数にするために,1日目に重太郎新道を白出沢のコルまで上がり,2日目に従走路を走破して下山することにした。
詳細は写真とともに。

16日
0630上高地
0830岳沢ヒュッテ跡
1045紀美子平
1130前穂山頂1200
1400奥穂山頂1540
1500穂高岳山荘

17日
0530 穂高岳山荘
0600 奥穂山頂 0615
0700 ジャンダルム
0830 天狗のコル
0850 天狗岳
1020 西穂高岳 1050
1320 ロープウェイ乗り場

上高地を出発。河童橋から焼岳が綺麗だった。 いつもと異なり河童橋を西穂側へと渡る。明神,前穂,奥穂が一望のもとに見渡せる。朝の上高地は何度訪れても素晴らしい。
岳沢への登山道に至るまでに素晴らしい景色に遭遇した。朝靄と朝日が織りなす光景にしばし心を奪われた。 岳沢から紀美子平までは重太郎新道を登る。5年前に下ったことはあったが登りは初めてだ。好天に恵まれ,眼下には上高地や焼岳そして乗鞍岳の眺めが広がる。

 

紀美子平からはザックを置いて空身で前穂頂上へ。 前穂頂上からは360°の絶景が広がる。前穂北尾根

 

明神岳 奥穂高岳~西穂高岳の縦走

 

そして槍~奥穂の縦走路と涸沢 紀美子平から吊尾根を奥穂へと歩く。振り返ると前穂北尾根の姿が凛々しい。

 

奥穂山頂からのジャンダルム 12. そして前穂と明神を振り返る

 

穂高岳山荘に着いて夕飯時には珍客が現れた。

 

小屋の裏から。夕刻の陽を浴びたジャンダルムの垂壁が圧倒的だ。 前穂北尾根を背景に本日の我が家。

 

夕暮れの白出沢ルート 夕暮れの前穂北尾根

 

17日朝。寝坊した。常念の肩からの日の出と涸沢の夜明けをテン場から望む まずは奥穂への登り。右手には朝日に照らされゆく笠が望まれる。

 

今日も天気は快晴で朝の眺望は最高。手前に前穂と明神,奥には南アルプスと八ヶ岳,さらに奥に富士山 上高地方面。右手に焼岳,左手に六百山,奥に乗鞍,さらに奥に御岳山

 

北方。涸沢岳,北穂,南岳,大喰岳そして天を突く槍。槍の後方左側には鷲羽,水晶,立山,右側には後立山。 さて,それではいよいよ西穂への稜線へと踏み出す。馬の背を行く人が見える。

 

いきなり最も難所と思われる馬の背が現れる。写真は馬の背からコルへの下り。落ちない方が身のためでしょう。 コルから馬の背を振り返る。フレークを足場にクライムダウンする。

 

奥穂山頂を振り返る。 眼前に迫るロバの耳。飛騨側は険しく切れ落ちている。急斜面を巻いたり信州側にのっこしたりしながら登っていく。

 

聳え立つジャンダルム。 私もクライマーの端くれなので,ジャンダルムへは奥穂側から直登した。初めは飛騨側の垂壁を登るのかと勘違いしてとても無理だと思っていたが,実際は写真 のピーク左側の大きな岩があるところを登った。残置スリングもあったが,お世話にならなくてもよく探すと奥の方にガバがあった。5.6くらいか?直登する ことで少し時間短縮できた。

 

ジャンダルムから来し方を振り返る。手前にロバの耳,奥に奥穂。

 

行く末。コブの頭,西穂。 槍はどこから見ても目を引く。

 

前穂と明神のシルエットが美しい。 コルからジャンダルムを振り返る。西穂側から見ると随分と印象が異なる。

 

天狗のコルへと下っていく。 天狗のコルを過ぎると後半戦。出だしからオーバーハング気味の岩場だったがガバだらけなので鎖のお世話にならずとも登れた。写真は天狗岳への最後の登り。

 

天狗岳山頂から笠ヶ岳 間天のコルで出会った雷鳥の親子

 

アップで 間ノ岳から急なガレ場を下りたりいくつものピークを越えたりしながらようやく西穂高山頂へ。

 

もうおしまいと思ったら大間違いで,ここからがとても長かった。西穂山頂を過ぎてすぐに水が底を尽き,山荘では1L200円をけちったために最後の1時間 は脱水が人体に及ぼす影響を人体実験する羽目に。とても辛いので水は多めに持った方がいいということを改めて思い知った。

 

東京都勤労者山岳連盟