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2013.6.9 越沢バットレス

今回は、前日フリークライミングに行く予定のヤマちゃんに無理をお願いして、ナカと越沢に行きました。越沢はナカは今年3回目、ヤマちゃんは2回目です。よくもまあ飽きもせずに同じところに行くなあと思われるかもしれませんが、その通りで自分でも呆れています。でも何故か越沢が好きなんです。そんな訳で今回は我々にとって少し難し目のルートも交えて登りました。

1)一本目:第二スラブ

1P目,3P目 ヤマちゃんリード

2)二本目:第一スラブ

2P目 ヤマちゃんリード

2P目はコーナークラック沿いに登りますが、上部で小ハングになるので、それを避けて右に迂回するか果敢に挑戦するか迷うところですが、ヤマちゃんは小ハングに挑戦。苦闘の末、小ハングを乗越すところで、ピンが遠くて心が折れたとのことで、結局迂回することに。こちらはセカンドで気楽な商売でした。ヤマちゃんご苦労さまでした。次回の楽しみに取っておきましょう。

 

3P目 ハングの下から狭い凹角を右上し終了

3)三本目:ノコギリルート

薄カブリの部分でヤマちゃん奮闘中

本当はもう一本行く予定でしたが、恥ずかしながら懸垂後ロープがスタックし登り返して回収するなど時間をロスしてしまったため、時間切れで三本、8Pで終了。終了後は当然ながら駅前の店で生ビールで乾杯!乾いた体にビールがうまい!

2012.07.28~29 南アルプス 北岳

ルート

7/28:広河原~白根御池

7/29:白根御池~(草すべり)~北岳肩ノ小屋~北岳~北岳肩ノ小屋~(草すべり)~白根御池~広河原

参加者:takeuchi 他3名(会外)

久々の快晴の中、アルプスの雰囲気楽しむ為に北岳に行ってきました。

7/28 都内を朝7:00出発中央道の大渋滞に巻き込まれてしまいました。。。。

やっとの思い出芦安駐車場につくがAM11:00にてシャトルバス&乗合タクシーが一度終了とのことでAM11:54発の路線バスにて広河原へ。

スタートは遅くなるが本日は白根御池までやく3時間歩くのみ。気楽な旅となりました。

 

あっという間に白根御池小屋に着きテントを張り夕食。

本日の夕食は「山梨名物のほうとう」地粉から打ちます。

豚肉、野菜などを入れ完成!

お酒とともに美味しくいただきました。

 

7/29翌朝は4:00起き(実際隣のテントが2:30位から行動しだしうるさくて寝れなかった)

朝食はフレンチトースト!これも美味しくいただけました!

さて満腹になった所で北岳のピークハントに出かけます。

急な草すべりを抜けると左側に北岳が顔を覗かせます。

快晴で高山植物も咲き乱れ久しぶりの穏やかな山行。

ついに登頂。去年はucchyさんと同行したのだが私はピーク踏めず一年越しの登頂となりました。

頂上でまったりしたあとひたすら下る、下る、下る。

白根御池小屋でデポしていたテントとザックを引き上げ無事広河原に着きました。

2012.05.12-13 明神岳東稜

今回私にとって(旧)アルムクラブでの初山行。

場所は北アルプスの明神岳東稜、昭文社のエアリアルマップには載っていないバリエーションルート。

好転にも恵まれGWの鬱憤を吹き飛ばすような爽快な山行だった。

 

5/12 14:00 上高地入山。ほとんど観光客ばかり。

 

15:00 嘉門次小屋に到着。本日はここまで。

明日のハードスケジュールに備え囲炉裏でゆっくりとくつろぐ。

朝も早いので20:00頃就寝。

 

5/13 3:35 嘉門次小屋を出発。まだ暗い。

養殖場跡を過ぎ宮川尾根を登って行く。だんだんと周りが明るくなり、宮川のコルあたりで完全に夜が明けた。

5:55 ひょうたん池

ひょうたん池を過ぎてある程度上るとUリーダーからこの先細いのでコンテの指示がでる。

6:45 これが第一階段と言われる岩場なのか?Uリーダー-Nさん-Mさん、Aさん-私と言うオーダーで登り始める。

途中コンテを交えながらどんどん登る。

 

そして今回私が一番嫌だったスラブ・・・つるっといってしまいました。。。

そして9:40念願の明神岳頂上。景色も最高!

後はⅡ峰~Ⅴ峰まで快適な岩歩きを稜縦走。

前明神沢の岩含みデブリ跡をたどり降りてきた。

 

15:05無事に上高地到着!本当に充実した山行だった。(上高地から明神)

red rocks,zionクライミングツアー

ゴールデンウィーク前後でレッドロックス、およびザイオンでクライミングしてきました。

今回の目標はザイオンのIron messiah 5.10 10p。

ザイオンはどちらかというとエイドか5.11後半以降の厳しめのマルチが多いのですが、このルートはピッチ数、グレードともにマイルドでとりつきやすいため人気ルートとなっています。

4年前の年末に一度計画していたのですが、そのときは雪が降って中止。その後山スキーに明け暮れていたため放っておいた課題です。

で、いつまでも放っておくとカビが生えるので、3月早々にスキーシーズンを終え、片付けてきました。

今回はメインはレッドロックスでのクライミングだったため、天気を見てラスベガスから一日で行って帰ってきました。

そのため2時起き3時出、7時に取り付いてその日のうちに帰るという非常に慌ただしいクライミングとなりました。

以下簡単にルート説明。

Iron messiahはSpearheadの顕著なコーナー(というかピラーにも見える)拓かれたルートで、赤い線で示したラインをたどります。ラインは自然で直線的、それに加えて初登がソロというのも素晴らしい。

下部はフェイスが混じりますが、3p目以降、コーナーをたどります。

3p目の終了点から。

トポによってピッチの切り方は結構違うのですが、70mロープを持ち込んでいたため、ここからは2pずつリンクして登る。

ちなみに先行していたカナダ人パーティは細かく切ってました(おかげで待たされた)

4-5p目を登る。なんかいまいちプロテクションの取れない25mを登ると後半の25mはスクイーズチムニー。要所で休めるとは言え、疲れるし、ギアもそんなに無いのでランナウトするのでやや気を使います。

8-9pを登る。実質的な最終ピッチ。最後ということもあるけど、スクイーズからフィンガーまで結構いろいろ出てきて疲れるピッチだった。50mのバックロープが足らなくなって解除したので、60m近くある長いピッチ。

で、この上は頂上に出るピッチなのですが、あまりきれいでもないため登らないのが一般的なようなのでここで終了。というか先行待ちで結構時間切れだったということもあります。

下降は同ルート。これが一番神経を使った。

まずチムニー沿いなのでロープドラッグがきわめて起こりやすいルートであること。実際チムニーの中に回収不能のロープの残骸があったりもした。

ここはとにかくチムニーの外のアンカーをつないで下降した。

そしてもう一つがアンカー。なんか岩に穴開けてアングルを突っ込んでグルーで固めたようなアンカーばかりだった。

先行のカナダ人もかなりビビッてたけど、まぁあのでかい連中で抜けないんだから大丈夫だよなぁ。。。と信じて降りてきました。

しかし久々に充実、感動したクライミングであった。

グレードはよく分かりません。ピッチの切り方によって大分違うんだろうなとは思いますが、とにかく核心は最後の3p(6p)でしょう。

各ムーブは5.9を超えることは無い気がしますが、とにかく長いのとギア重いのと、ランナウトと高度感とで5.10中盤ぐらいには感じました。

この他レッドロックスでもいろいろ登ってきましたが、北米はこういう長いクラックがいくらでもあってうらやましい限りです。

また力を付けていろいろ行きたいですな。

2012.05.06太刀岡山左岩稜

冬に城ヶ崎に通いつめた成果を試すためにGW最終日にK氏(F山の会)と太刀岡山左岩稜にいってきた。

5/6の天気予報は10時過ぎから雷雨と言うので前夜に現地駐車場にて車中泊、翌日は5時起床6時行動開始。

左岩稜の取り付きまでは歩いて10分程度荷物を残6:30しクライミング開始。

奇数ピッチ(難しい)をK氏、偶数ピッチ(易しい)を私のつるべで登り始める。

1P目:5.9 右のスラブが濡れていたため左のクラックからスタート。ハンドが決まり快適なクラッククライミングが楽しめる。

 

2P目:5.7 出だし核心?すぐにテラスについてしまいトラバース。3Pの取付をみのがしてしまう。カムで支点とると書いてるが木もある。

 

3P目:5.8 さて本日の核心。下部のハンドは問題なく突破出来たが、Sqチムニーでテンション掛けてしまう。。。

 

4P目:5.5 クラッククライミングも終わり岩稜帯へ、ちょっと登っただけで終了点についてしまう。あまりにもあっけないので5p目もちょっと続けて登る。安定したところでピナクルにスリングを掛けピッチを切る。

 

5P目:5.8 リッジスタート。下が木が生い茂ってる為あんまり高度感はない。

 

 

6P目:5.6 なんてことない岩稜をひたすら登る。途中危険かなと思う場所にはリングボルトがあったりする。

 

7P目:5.6 ひたすら岩稜。

 

8P目:5.6 岩稜帯の終了とともにはさみ岩広場へ。車が小さく見える。

 

9P目:最後のピッチのはさみ岩は本来はK氏リード。だが面白そうなスラブなので私にリードをさせてもらう。ちょっと細かかったが無事に登攀終了。

 

懸垂:はさみ岩を懸垂し基部をトラバース。9:50登山道に出る。

 

登山道をクライミングシューズで降りたが痛くて痛くてかなわなかった。。。

2011.07.17 巻機山

メンバー:S、外部友人

4時過ぎ 埼玉を出発

8時前 巻機山登山口駐車場着

8:15 3合目より登る

12:10 山頂

12:45 牛ヶ岳山頂(お昼ごはん)

15:30 駐車場着(往復)

朝四時過ぎに埼玉の友人宅を出発。登山口に着いたのが8時位。広い駐車場があったが、3連休の中日のせいか混雑していた。ぎりぎりで停められた。

トレーニングも少しはしようと思い、水を6.5ℓザックにつめて、登り始めは12kg位の重さのザックでスタートした。

730mの登山口から歩き始める。とにかく暑かったが、5合目で右手に米子沢が見える。6合目を過ぎると、左にヌクビ沢、天狗岩が見える。二つの沢は上の方がまだ雪渓になっていた。

稜線に出ると、巻機山自体にも、雪渓がところどころ残っている。米子沢の全体が見える。何段にもなって落ちていく滝がきれいだ。沢の上部の雪が溶ける時期に、今度は沢から登ってみたいと思った。登山道の左右にはニッコウキスゲが咲き乱れる。ニッコウキスゲは近くから見ると美しく、遠くから見ると、草の緑色に浮かぶ黄色い水玉模様のようでかわいかった。池塘もかわいかった。雪渓越しに吹く風は涼しく気持ちがいい。山頂は混雑していたので、そのまま通過し、北側にある牛が岳まで足を伸ばす。牛が岳には誰もいなくて、のんびりとご飯休憩。帰りに、避難小屋に寄る。それほど広くないが2階建てで新しく、手入れが行き届いた清潔な小屋だった。便座の隣に自転車のついた立派なバイオトイレがあった。

谷川連峰の美しい景観に大満足。時期もちょうどよかった気がする。ただ今回は、できるだけ早く歩く練習をしようと思っていたが、最初の30分をとばしすぎてその後はヘロヘロのふらふらになってしまった。また少しずつ体力向上に励みたい。。

2011.05.04~05 甲斐駒ケ岳黒戸尾根

参加メンバー:Iろー,ucchiy,S理,S藤

記:S藤

5月3日:20時都内発―23時半頃駐車場着(仮眠)

5月4日:3:00起床4:50竹宇駒ケ岳神社・・・6:50二俣・・・8:30刃渡り・・・10:00五合目・・・11:10七丈小屋(休憩と準備)12:10・・・13:10八合目・・・14:50山頂・・・16:40七丈小屋(泊)

5月5日:5:00起床6:50・・・10:40竹宇駒ケ岳神社

(5月3日)

広々とした駐車場にテントを張って仮眠。テントを張っていたのは私たちだけで、静かな夜だった。駐車場には電灯のついた水洗トイレがあり、快適だった。

(5月4日)

快晴。登りはじめは雪もなく、枯れ葉の急坂をひたすら登っていく。最初の2時間位はザックが重く感じつらかった。途中から雪と氷が出てきたので、アイゼンをつける。黒戸山のあたりから小ピークがいくつかあり、頂上までまだまだ遠いなぁと感じながら歩いていた。Iろーさんやucchiyさんは、女子2人に合わせたゆっくりペースに眠くなったようで、「眠くなってきた」と何度かつぶやいていて、余裕な様子だった。

11時を過ぎて、遠かった七丈小屋にもようやく到着。すごくお腹が空いていた。小屋番さんがおしることコーヒーをサービスしてくれた。小屋は、どこもすばらしくきれいだった。トイレには便座カバーまでつけてあり、小屋番さんのきめ細やかなあたたかい人柄を感じた。小屋から山頂までには、凍った急坂が1箇所あり、通過に不安を感じた女子2人用に、Iろーさんがヌンチャクをかけてくれた。支点がないと怖かったと思う。セルフをとって進んだので安心して通過することができた。山頂は南アルプスを一望するすばらしい景色だった。頂上にいても、上半身はアウターなしでいられる暖かさだった。

下山はあっという間で、ところどころ踏み抜きながら小屋まで下った。登りでヌンチャクをかけてもらった箇所では、下りは女子用にそれぞれ30mロープを出してもらって、Iろーさん、ucchiyさんにビレイしてもらいながら下った。ロープがなかったら非常に怖い思いをしたと思う。

この日の小屋の宿泊は、私たちの他には単独行の男性が2人いらっしゃっただけで、広々とスペースをつかわせていただきのんびりした。

(5月5日)

晴れのち曇り。ゆっくり下る。山を登った満足感と、新緑の美しさに気持ちも華やいだ。新緑と雪山と同時に味わえてたくさん歩くことができて楽しい二日間だった。ヤシオがきれいに咲いていた。駐車場の辺りには桜もまだまだきれいに咲いていた。

2011.02.26 白毛門

山行者;E

0430時;土合駅舎発(温度計不携帯につき気温不明、日の出前につき雲量不明、風力1)
0900時;白毛門山頂着
0920時;白毛門山頂より下山開始
1125時;湯桧曽川に掛かる橋手前の舗装道路に着

【報告(文責E)】
20日の西黒尾根山行で
①諸行動に移る際のもたつき、②体力不足、③雪壁下りの足運びの不安定さ
を痛感、課題克服に向けた山行とした。

土合駅舎の改札室に前夜泊(待合室には20歳代後半と思しき男女6人パーティーが泊)。
広い室内を一人で占有。極めて快適。
翌朝に身に付ける装備や服を置くスペースに余裕があり、とりあえず①はクリア。

起床後ヘッドランプを灯し出発。
当日の山に取り付く最初の可能性が高く(実際そうだった)ラッセルを想定したが、トレース有。
取り付き後、150メートルほど高度を上げた時点で日の出。
雲量1(快晴)、風力1~3程度(稜線下まで左記風力)。
20日の西黒尾根山行時と極めて似た天候となる。

睡眠が取れた今回は登るペースを多少早められるかと思ったが、相変わらず。
体力・持久力不足を改めて自覚。

登頂。北方約1・3㎞に位置する笠ヶ岳が、手を伸ばせば届くように見える。
山頂から笠ヶ岳へはトレース無し。
笠ヶ岳から北側の景色を眺めたい気持ちや、トレースの無い道を進みたい誘惑、
そして、避難小屋の現状確認などで向かいたい気持ちにかられる。

しかし、山行計画書に行動予定を入れなかったこと、また、
帰宅列車のダイヤを考慮するとスケジュール的に無理を強いることになると判断、断念。
頂上に20分ほど留まり景色を堪能したのち下山開始。

白毛門頂上直下にある30メートル前後のプチ雪壁の下りは、
踏み出した足が着地するまで体重を支える、残した足の踏ん張りが効かないのか、
西黒尾根下山時と同様、思うように歩幅がとれない。う~ん…。

下山後、道路脇のロッジ(?)でビールを2本一気飲みした後、土合駅へ急ぐ。
1226時発の上り列車に乗車、帰路についた。

2011.02.20 谷川岳西黒尾根

RIMG00061

 

RIMG0030

山行者;A、E

0520時;谷川岳ロープウェー駐車場発、
状況;気温マイナス5℃、日の出前につき雲量不明、風力2
0610時;西黒尾根上の鉄塔前に着
1035時;トマノ耳着
1410時;西黒尾根より下山

【報告(文責E)】
稜線下まで微風。取り付き前、谷川岳登山指導センターへの計画書提出時、
「前日、降雪なく晴れ。稜線南側の雪庇に注意」と職員が助言。

踏み跡を辿り尾根上の鉄塔前に着く。ワカン必要なし。
尾根上の空は雲量2(快晴)、A、E、順調に進む。

国土地理院25000分の1の地図上標高1516地点手前数百メートルから、
Eがバテて一気にペースダウン。以後、Eは進んでは小休止を繰り返す。

標高1516地点からザンゲ岩までの区間、雪庇の張り出し甚だし。
稜線上にクラックが生じた雪庇も認む(写真)。

ロープを出さないまま、トマノ耳着。Eがバテているため、オキノ耳への前進は断念。
30分ほどトマノ耳に留まったのち、西黒尾根の下山開始。

途中の急傾斜地2箇所のうちザンゲ岩から数百メートル、
谷側急傾斜及び前進方向下り急斜度の地点、体力低下甚だしいE、確保無しの前進不可能に。
Aのロープ肩がらみ確保にバックアップされ当該地点通過。

Eが安全地点に下りたのち、Aの下りをEが確保。
E、セルフ確保及びビレイ解除等の声掛け失念、Aとの意思疎通に障害。通過に手間取る。
樹林帯に入り、時々足を取る深雪あり。Eの体力消耗甚だし。

1410時、西黒尾根下の道路着。

2011.01.29-30 赤岳

行程:
(1月29日)美濃戸口11:40・・・14:30赤岳鉱泉(テント泊)
(30日)赤岳鉱泉6:50・・・(文三郎尾根)・・・赤岳山頂・・・(地蔵尾根)・・・赤岳鉱泉(お昼ごはん+テント撤収)
・・・14:55美濃戸口

(1月29日)
新宿駅を7時20分に発つ高速バスに乗り、中央道茅野バス停まで向かう。茅野バス停から茅野駅まで早足で20分位歩き、10時20分茅野駅発の美濃戸口行きのバスに乗り換える。
どちらのバスも空いていた。美濃戸口には11時位に到着。冬の八ヶ岳ははじめて。
そもそも赤岳自体、高校生の時、夏に1度登った経験があるだけなので、とにかくわくわくしていた。
公共交通機関でも快適なアプローチに感動した。
美濃戸口から赤岳鉱泉まではゆるい登り坂を歩く。道が林道から山道にかわってもトレースがしっかりついていて安心。でも息があがった。

(1月30日)
朝から雪が降っている。とりあえず行けるところまで行くことで出発。行者小屋からアイゼンをつけた。
途中、一瞬霧が晴れ、山頂のあたりの山のラインが見えた。ものすごくきれいな景色に心が沸く。
高度が上がるにつれてピッケルを持っている側の手が冷えてきた。
ピッケルを左右交互に持ち替えて、空いているほうの手を手袋の中で握って温めながら登ったが、稜線に出て吹雪にさらされるといよいよ冷えて、結局山頂付近ではピッケルをぶらさげて歩くことになってしまった。
手の防寒について考え直さなくてはいけないと反省。
山頂付近の岩場の辺りでは、手を冷やさないことで頭がいっぱいで、ずれた帽子とサングラスで視界も狭くなって、楽観的な私もさすがに非常事態の気配を感じてみたりしていたが、Mさんはいつもと変わらない様子で先を歩いていくので、きっと山頂が近いからだろうと考え、安全に歩くことに集中した。
山頂が見えたときはすごく嬉しかった。
あとからMさんに、このときのことを聞くと、文三郎尾根を引き返すより、地蔵尾根まで出て下ったほうが早いから進んだとのこと。Mさんの的確な判断や行動力に感謝。
下りは地蔵尾根をシリセードしながら降りた。あっというまだった。楽しかった。
樹林帯に入るころには、心配の種だった手もポカポカ温まっていた。はじめての冬の赤岳、無事に登頂して下山できて本当によかったし嬉しかった。一緒に行ったMさんには二日間とにかくお世話になりっぱなしで、おそらくだいぶ心配もかけてしまった。一人で行くより大変な思いをさせてしまったと思う。大感謝です。