登攀自体は易しいものでしたが、初の若手のみでのアルパインクライミングであ
り、多くの経験が得られました。
9/3(金)
0930 甲府駅発
1130 広河原
1400 白根御池
~1700 偵察
2000 就寝
9/4(土)
0215 起床
0315 出発
0500 bガリー大滝取付
0550 登攀開始
0720 cガリーへの懸垂下降
0820 2P目終了点
0850 4P目終了点
0920 マッチ箱のピーク(5P目終了点)
1030 7P目終了点
1130 北岳山頂
1330 白根御池
1600 広河原
4尾根へ取付くには①bガリー大滝を登ってトラバース、②dガリー大滝、③第5尾根支稜を登るという3つの方法がある。二股から八本歯のコルへ至る登山道から右手に逸れ、①ではバットレス沢を、②③ではC沢とD沢の間を登る。本で調べた段階では③の予定だったが、偵察したところバットレス沢を登るルートが鮮明だったため、①のルートをとることに決定した。
翌日,まずはbガリー大滝2Pをつるべで登る。とても簡単だった。
その後は横断バンドをトラバースするはずだったのだが、誤ってbガリーを左上してしまった。ザレザレで岩も脆く緊張を強いられたがフリーソロで切り抜け、cガリーへ懸垂下降。
取付きへ至るIV級のスラブから再びロープを結んで登る。Mローさんのリードでスタートし、この後すべてつるべ。
取付きからの1P目(V-)は私がリード。出だしのクラックがちょっと悪く、迷わずA0。(どうやら正規のルートより左側を登ってしまったみたいだが。)
3P目白い岩のクラック(III)。
5P目、核心?の垂壁(V)を越え、マッチ箱のピークへと至る。
ピークから10m懸垂した後、2Pで枯れ木テラスへ。7P目は右のライン(V-)を登る。最終ピッチは易しいスラブを左上して終了。八本歯からの登山道に合流して頂上へと至る。
バットレス沢末端の大岩後方にbガリー大滝。写真中央左の樹木の上がcガ リーと4尾根。マッチ箱のピークが顕著。cガリー奥が中央稜。 |
bガリーから第3尾根懸垂地点へのガレた登り |
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3P目白い岩のクラック(III)を登るMローさん | マッチ箱のピークを背に7P目を登る |
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枯れ木テラスからは威圧的な中央稜の姿に圧倒される。ハング帯のすぐ上に クライマーが2人いる。 |
感動の登頂 |
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